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P.21 モーツァルト クラリネット協奏曲 K 622
バス−ン 協奏曲 K 191
レオポルド・ウラッハ (cl)
カール・エールベルガー (fg)
アルトゥール・ロジンスキ(cond)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
米ウエストミンスターWL 5307
モーツァルトの最後の協奏曲が、このクラリネット協奏曲。
ウラッハの見事な演奏は半世紀以上経っても色あせません。
1954年 ウイーンのコンチェルトハウス、モーツァルトザールで
録音されました。
今から20数年前に同じホールでコンサートを聴ける機会がありました。
柔らかく響きのとてもきれいなホールだったのを思い出します。
晩秋から冬にかけて透明度を増す水面。そこに映りこむ樹々や
陽光のようなクラリネットの旋律の見事さは言葉に尽くせません...。
ひとりでも多くの人に聴いてもらいたいレコードです。
2009.12.12
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P.22 モーツァルト クラリネット五重奏曲 K 581
レオポルド・ウラッハ (cl)
ウィーン
コンチェルトハウス四重奏団
米ウエストミンスター WL 5112
もう20数年も前になりますが、私の結婚式に時屋のスピーカーを
持ち込んでモーツァルトを流し続けたのを思い出しました。
この曲もその中の一曲...。
失礼ながら、祝辞の中身はほとんど忘れてしまいましたが
やわらかなクラリネットと、弦楽の調べに耳を奪われたのは
今でもはっきりと思い出せます。
先回のクラリネット協奏曲と同じ人がデザインしたと思われる
ジャケットのイラストは、演奏と共にいつまでも鮮やかです!
2010.2.27
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P.23 ショパン ワルツ集
ディヌ・リパッティ (P)
英COLUMBIA 33CX 1032
今年はショパン生誕200年とか...。
そのせいか、CDや演奏会もショパンの曲が目立つようです。
先日もアリス=紗良・オットのワルツを収めたCDを買いました。
輝くような明るいピアノの音と、屈託の無い伸びやかな演奏は
とても新鮮でした。
でも、私にとってショパンのワルツと言えばこのリパッティのLPです。
本当に数え切れないほど聴いたので、このLPが一つの曲として
耳に焼き付いて、曲順が違った他の人の演奏では、しばらく
違和感がありました。
長調と短調、きらめきと翳り。
その間を次々と移ろうピアノの音を聴いていると、ショパンと
リパッティが重なり合います...。
2010.2.27
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P.24 THE GRADUATE ( 卒業/オリジナル・サウンドトラック )
サイモン&ガーファンクル
CBS SONY 25AP1365
卒業式も終わり、今日から四月です。
四月の名前が付いた曲の中で、真っ先に思い出すのが
このLPの七曲目。
「四月になれば彼女は/APRIL COME SHE WILL」。
映画「卒業」のサントラ盤ですが、ジャケットの大胆なカットに
まずドキドキ。
そして、素敵な歌声にすっかり虜になりました。
「明日にかける橋」のLPとともに、高校時代の大切な宝物です。
2010. 4. 1
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P.25 ワルツ フォー デビイ
ビル・ エヴァンス (p)
スコット・ラファエロ (b)
ポール・モチアン (ds)
RIVERSIDE OJC-210 (RLP-9399)
先日、久しぶりにレコードを探していたら
奥の箱からエヴァンス のLPが5枚ほど出てきました。
CDのジャケットを見慣れた目には、その大きさが
とても新鮮に映ります!
それにしても素敵な色あいと構図ですね・・・。
中身は言わずと知れたジャズの名盤中の名盤。
1961年6月25日、ヴレッジ ヴアンガードでのライヴ録音です。
My
Foolish Heart で演奏が始まりますが、店内のグラスの音や
笑い声などもリアルに入っていて、照明を暗くして聴いていると
まるでその場にタイムスリップしたように感じられます。
当日はこのアルバムの他に「サンデイ・アット・ザ・ビレッジ・
ヴァンガード」も録音されました。
ベースのスコット・ラファエロがこの日から10日あまりで
自動車事故により、帰らぬ人となってしまった事を考えると
音楽の神様に感謝するしかありません・・・。
2010. 7. 11
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P.26 ヴィヴァルディ 協奏曲「 四季
」 Op.8
イ.ムジチ合奏団
フェリックス・アーヨ(vn)
PHILIPS X-8502
暑い夏がやっと過ぎ、ようやく音楽を聴く気力がでて
コンサートにも足を運ぶようになりました。
次回は来月3日のネーベル結成40周年記念コンサートに
行く予定です。
演奏曲目の中に有名なヴィヴァルディの四季もあります。
四季と言えば最初に買ったレコードがこのアーヨ盤。
その後、数多くのレコードが出ましたが、今でも
私にとってのベスト1です。
現代の演奏から見るとテンポもゆっくりですが
フェリックス・アーヨの伸びやかな弦の音と
情景が浮かび上がるような合奏はいつ聴いても見事です!
そして、ベストセラーになったこのLPレコードが
その後、数多くのクラシックファンを作ったことは
言うまでもありません・・・。
2010. 9. 23
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P.27 J.S.バッハ リュート曲集
ヴァルター・ゲルビィッヒ(Lt)
MUSICAPHON OW-7796-MC
初めてリュートの音を聴いたのは、たぶんこのLP
だったと思います。
もっともリュート自体も、バッハの時代から
200年あまりも忘れ去られた存在であったそうですから
20世紀の中頃、演奏者が少ないのは当たり前の
ことだったのでしょう。
ゲルビィッヒは1889年生まれのドイツ人。
ケルン国立音楽大学の教授で、合唱指揮や楽器の製作も
していました。
教え子にはドンボアを始め、数多くの演奏者がいます。
今日のリュートの隆盛を見たら、きっと喜ぶ事でしょう・・・。
私が本物のリュートの音に接するのは
それから20年も経ってからのこと・・・。
その繊細な音色に魅了されました。
コンサートの打ち上げの帰り道
リュート奏者の「つのだ たかし」さんに
「なんでリュートのネックは曲がっているんですか?」
と尋ねたら「それは私の心が曲がっているからです」
との答えに、大笑いした夜を思い出しました・・・。
2010. 10. 31
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P.28 モーツァルト フルートとハープの為の協奏曲
ジャン・ピエール・ランパル(fl)
リリー・ラスキーヌ(harp)
ジャン-フランソワ・パイヤール(cond)
パイヤール室内管弦楽団
ERATO EX-2315
今日はモーツァルトの誕生日です。
お正月にフルートとハープを演奏している絵を
お借りしたので、この曲を流しました。
久しぶりに聴きましたが、雪で明るくなった部屋に
とてもよく響きました・・・。
ランパルとラスキーヌの紡ぎだす音楽はまさに
天上の調べです。
この曲にはもう一枚、思い出深いLPがあります。
ミュンヒンガーがウイーンフィルを振ったもの・・・。
知り合いの先生宅で聴いたのは、もう30年も前の事。
その時、スピーカーの姿は消え去り、個々の楽器の音が
混じり合いながら、ただ音楽だけ、モーツァルトだけが
鳴ったのです・・・。
あれから何回もターンテーブルの上にレコードを
乗せましたが、あの時の響きは聴く事ができません・・・。
2011. 1. 27
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P.29 ベンチャーズ・ベスト4
ザ・ベンチャーズ
東芝 / LIBERTY LP-4051
テケテケテケテケテ〜ン♪
夏といえばベンチャーズ!!
私が中学生のころはエレキの全盛期。
放課後の掃除の時間、ほうきを持って
友達とエレキギターのまねをしていて
先生にこっぴどく叱られた事も
懐かしい思い出です・・・。
このレコードはEP盤と同じ大きさで
回転数だけLPと同じ33回転という
コンパクト盤なるもの・・・。
最初に買ったレコードは無くなりましたが
友人が夏のビールのお供にということで
持って来てくれました!
さて、今晩もこれを聞きながら
飲みますかな・・・。
2011. 7. 16
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P.30 モーツァルト 後期交響曲(第35番〜41番)
ラファエル・クーベリック(cond)
バイエルン放送交響楽団
SONY 20AC 1502(35番、36番)
SONY 20AC 1565(38番、39番)
SONY 20AC 1597(40番、41番)
この三枚のレコードは、喫茶店を開いていた
1981年にリリースされました。
颯爽として、よどみなく流れる演奏に
心を躍らせたことを、昨日のように憶えています。
特に35番「ハフナー」、36番「リンツ」のこのLPと
38番「プラハ」、39番の2枚は、演奏もさることながら
ジャケットの写真が素敵で、店で本当に良く流しました。
今回、久しぶりにレコード棚から取り出したのですが
時屋のカウンターの光景がすぐに眼に浮かび
何とも言えない気持ちになりました。
あれから30年が過ぎた今、3枚のレコードは少し
色あせてしまいましたが、クーベリックの演奏は
色あせる事はありません・・・。
2011. 10. 9
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