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CDがLPに取って代わった頃、
音楽再生に未来はないと思いました。
それ程その頃のCDとCDプレーヤーは
完成度が低かったように思います。
 今世紀に入って、ようやくソフト、ハードともに
聴くに堪える、いや聴くに値する物に
なって来たと感じています。
 
 このコーナーではジャンルを問わず、気に入ったCDを
思い付くままに棚から取り出してみたいと思います。
 

 ♪ 記載したCDは番号が変わっているか、
廃盤になっている物もあるかもしれません。
お問い合わせ、ご注文は新潟のCDショップ、
コンチェルト
さんにお願いいたします
。 
                       
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P.1-10
  P.11-20  P.21-30  P.31-40

.50 ヘンデル  木管のためのソナタ全集
            フランス・ブリュッヘン(RecFl.w) 他
                    SEON B18D-3801112

 先日、新聞にフランス・ブリュヘン氏の訃報が載って
いました・・・。
1934
年オランダ生まれで古楽器を使ったバロック演奏に
多大なる貢献をし、オーケストラの指揮者としても活躍。
多くの後進を育て、79年の生涯を全うされたと・・・。

 彼の演奏で一番多く聴いたCDがこのヘンデルのソナタ集。
LP時代からの愛聴盤でした・・・。
(現在はジャケットが変わっているかも知れませんがまだ手に
入ると思います)
昨今の演奏に比べるとゆっくりに感じるかもしれませんが
しっとりとして暖かみのある演奏はヘンデルの音楽に
とても合っていると思います。
聴き進むうちに心が和らいで行くのが分かります・・・。

 心よりご冥福をお祈りいたします・・・。

                              2014.8.17

.49 モーツァルト  ヴァイオリン協奏曲
                         第3番、4番、5番

            アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn
                  ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
     東京エムプラス PTC 5186 479(輸入盤SACD/CD


 先日、東京に行った際にCDショップに立ち寄りました。
試聴して何枚か買い求めた中の一枚がこのモーツァルト。

 アラベラ・美歩・シュタインバッハーは日本人の母と
ドイツ人の父を持つ若手のヴァイオリニスト・・・。

 やや硬質ながら澄んだ伸びのあるヴァイオリンが
とても良く歌います・・・。
オーケストラの響きもさわやかで、緑の樹々の葉を
通して降り注ぐ初夏の日差しのようです・・・。

 久々に颯爽としたモーツァルトの演奏を聴きました。

                                 2014.6.1

.48 ベートーヴェン 交響曲第5番、7番
     ヨハン・シュトラウスU世「こうもり」序曲

                   カルロス・クライバー(Cond
               ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
                     バイエルン国立管弦楽団
                  CLASSIC PREMIUM SHCP-1

 昨年の正月もクライバーのCDを紹介させて
頂きましたが、今年もまた・・・。

 このCDは「クラシック・プレミアム」という
CDつきマガジンの創刊号です。(1月4日発売)
特別号で割安だったので買ってみました。
そんなに期待しないでプレーヤーに入れてみると
これがなんとも!!
オーディオ雑記帳P.21
にも書きましたが
数年前にリリースされたSHM-CDと
ほとんど同じ音質でした!
中でも喜歌劇「こうもり」はクライバーの指揮も
オケも最高です!!
この一曲だけでも本を買った価値があるくらい・・・。

 ぜひ、店頭にあるうちにお買い求めを・・・。
(何回も言いますがリベートはもらっていませんよ)

                                 2014.1.16

.47 J..バッハ 「ヴァイオリン協奏曲、他」

               ジャニーヌ・ヤンセン (vn)
                   &FRIENDS(アンサンブル)
                    DECCA 478 5362(輸入盤)

 最近リリースされたバッハのヴァイオリン協奏曲を
秋の楽風舎の開店中に何枚か聴きました・・・
ムローヴァ、ボッジャー、バレッテイ、・・・。
 
 中でもオランダ生まれの若手ヴァイオリニスト
ジャニーヌ・ヤンセンのCDが心に残りました・・・
彼女の友人たちによる小編成のアンサンブルの中で
生き生きとヴァイオリンが歌っています!
 秋の明るく澄んだ空気の中で、色々な紅葉が
揺れて重なり合っているのを見るような・・・
けっして声高にならずに、この世に生まれ
音楽を聴ける喜びを感じさせてくれます・・・。

                                2013.11.18

.46  FAR AWAY PLACES

                   ジャネット・サイデル (o.)
                           Trio & Friends
                            MZCF-1280

 秋風が吹いて涼しくなってくると
どこかに旅をしたくなりますね・・・。

 オーストラリア生まれのジャネット・サイデルは
その軽やかな歌声が大好きで、ほとんどのアルバムを
持っています・・・。
前作の「マナクーラの月」から6年ぶりの新作は
自身のピアノはもちろん、ヴィンテージウクレレや
クラリネットも入ってしみじみと流れます・・・。

 虫の声が聞こえる秋の夜長に
ヴォリュームを少し絞って聴いていると
本当に見知らぬ街に行ってみたくなります・・・。

                                2013.9.29

.45  ベートーヴェン ピアノソナタ全集
            第3集(第1〜3、26、27、29〜32番)

               フランソワ=フレデリック・ギィ(Pf
 
                      ZZT318(輸入盤3CD)

 毎日、暑い日が続いています・・・。
なかなか音楽を聴く余裕がなくて、イライラ気味に・・・。

 思い立って気温が低めな午前中にアンプに灯を入れ
手に取ったのがこのCD・・・。
フランスの若手ピアニスト、フレデリック・ギィの
ベートーヴェン ピアノソナタ全集・・・。
最初はジャケットのインパクトが強すぎて店頭で
買うのをためらいました。
でも、なにか引っかかるものがあり、P/Cで検索したら
悲愴の2楽章
がアップされていて、即購入へ・・・。

 最初に後期の30、31、32番のソナタから
聴きました・・・
やさしく流れるような旋律、そして澄んだピアノの音が
気持ちを開放させてくれます・・・
久しぶりに心に響く本物のベートーヴェンの演奏を聴きました。

 夏の間の楽しみがまた一つ増えました・・・。

                               2013.8.18

.44 モーツァルト  クラリネット協奏曲 
             フルートとハープの為の協奏曲

                    アルフレート・プリンツ(cl
                     ヴェルナー・トリップ (fl
                   フーベルト・イェリネク(harp
                  カール・ミュンヒンガー(cond
              ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
               PROC-1290TOWER RECORDS

 先日、某CDショップを覗いたらこのCDが棚に・・・

 LP手帳P.28でも取り上げたミュンヒンガーの
モーツアルトのコンチェルトが再発になっていました。
1962年録音のこの演奏はLPはもとよりCDになってからも
何回かリリースされていて、今更また・・・との感も・・・。
特にCDになってからはあまり良い印象がなかったので
少し迷いましたがジャケットが良く、その上廉価盤だったので
買って帰りました・・・。

 そんなに期待しないで聴いてみると・・・
これがなんとも素晴らしい音質でプレスされていました!
少し硬質で輝くような響きは昔のDECCAのサウンドです!
若いプリンツのクラリネットやオケの低音部の響きは
レコードをはるかに超えているかも知れません・・・。
解説を見ると、オリジナルマスターテープから
新たに作られたとの事。

 こんなに明るく生気に満ちた音楽を聴くと
梅雨の空気も軽くなる気がします・・・。
 
                             2013.7.15

.3 J・D・サウザー  「NATURAL HISTORY」

                  John David Southervo.g)他
                     EOM-CD-2138(輸入盤)

 気が付くといつもこのCDを手に取っていました・・・。

 イーグルスやリンダロンシュタットに提供した名曲と
JDサウザー自身のヒット曲が、シンプルなアレンジで
よみがえりました・・・。
 
 歳月を重ね、かろやかな歌声の中にもしみじみとした
哀愁が伝わってきて、何度聴いても心に響きます・・・。
バックも最小限に抑えられ、アレンジも楽器の音も秀逸です!

 夕暮れ時、ビール片手に心を遠くに飛ばしてください・・・。

 
                               2013.6.7

.42  「 ブルーノ・ワルター・エディション 」

                   ブルーノ・ワルター( cond
                        コロンビア交響楽団
                 ニューヨーク・フィルハーモニック
 
             Sony BMG Koria S70891C(39CD)

 このところ廉価版のCDボックスが
数多く発売されています。
このほど、ついにワルターのこんな厚い箱が・・・。

 CBSソニーに録音したベートーヴェン、ブラームス、
モーツアルト、マーラーなどの名盤がなんと39枚も
収められています!
何枚かダブってしまう方もおいでかと思いますが
音質も良く、値段も一万円以下で手に入りますし
なにより演奏が・・・!

 冬の楽風舎の開店時に、お客様に大音量で
ブラームスなどを聴いて頂いたのですが
何人かはすぐに注文されたそうです。
注(レコード会社からはリベートはもらっていません)

 ワルターを聴いていると、心の底から音楽を聴ける
喜びと幸せが湧いてきます・・・。

 録音してくれて、ほんとうに感謝しています・・・。

                           201339

.1 「 ニューイヤーコンサート1989

                 カルロス・クライバー( cond
             ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
         Sony.M.J   SICC 30032-3 (Bluspec CD)

 いよいよ今年も20日あまりになりました。
恒例のニューイヤーコンサートももうすぐですね。
そこで発売になったばかりのこのCDを・・・。

 孤高の天才、カルロス・クライバーが初めて
タクトを振った1989年のニューイヤーコンサートです。
その後1992年にも再び登場しましたが、どちらも
躍動感にあふれた名演でした!
特に1989年は初めてとあって、楽しさの中にも
凛とした空気が感じられ、とてもいいと思います!

 カルロス・クライバーのお父さんは
これも名指揮者のエーリッヒ・クライバー。
この人のウィンナーワルツも絶品でした・・・

 今回のCDは二枚組みの完全版。
しかも高音質盤となって音質も向上しています。
楽風舎の二階で部屋を暗くして聴いていたら
まるでムジークフェラインザールに居るようでした。
(前を通っただけで、中に入った事がありませんが
 いつかは・・・)
 
 試聴ご希望の方は開店時にお知らせください。
二階、特等席?にご案内いたします・・・。

                            2012.12.8


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