季 節 だ よ り

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 No.1〜10  No.11〜20  No.21〜30  No.31〜40  No.41〜50  No.51〜60  No.61〜70  No.71〜80  No.81〜

No.40 ヤブミョウガ (ツユクサ科)
     (藪茗荷)
 

 私が自生しているのを初めて見たのは、上越市でした。
海岸近くの神社の裏山を調査したとき偶然、見つけました。
白い花をつけた群生に出会った時の感激は忘れられません。

 いつか自分でも育ててみたいと思っていましたが
なんと仕事先の鉢植えにヤブミョウガが、、、!
よく見ると落ちた種から出てきた株があちらこちらに。
さっそく頂いて、楽風景の庭に植えました。

 ようやく花が咲き出すくらいに成長しました。

 葉っぱが似ているのでミョウガという名前が
付いていますが、ショウガ科のミョウガとは別の科です。
残念ですが、いくら探しても美味しい花芽 はありません。

2009.9.2

No.39 オモダカ (オモダカ科)
     (面 高)
 

 近くの水田の近くで咲いていました。
農家の人にとっては、稲の生育を妨げる雑草なので
嫌われていますが、花もきれいで葉の形も素敵で
私のお気に入りです。

 シンプルな花器に生けると、とても映えます。
でも悲しいかな、花はすぐに散ってしまいますが、、、。

 いつか家の周りに小さな池を掘って、他の水草と一緒に
育てて見たいと思っています。
 

2009.8.31

No.38 サワフタギ (ハイノキ科)
     (沢蓋木)
 

 山の沢沿いに、かぶさるように枝がでるので
この名が付いたそうです。

 白い花もかわいいのですが、鮮やかな
瑠璃色の実がとてもきれいです。
毎年、写真に撮ろうと思っていましたが
いつのまにか全部無くなっているのです。
犯人はヒヨドリ。
今年はなんとか食べられてしまう前に写せました。

 試しに私も食べてみましたが、苦くてとても、、、。
ヒヨドリの味覚はどうなっているのでしょうね。
 

2009.8.15

No.37 ヤマハギ (マメ科)
      (山萩)
 

 庭のあちらこちらに、萩の花が揺れ始めました。

写真のヤマハギは、庭木としてよく植えられている
ミヤギノハギと違って葉っぱも丸く、枝も太くて
あまり枝垂れません。

 この木は、道路工事用に運ばれてきた山土の中に
紛れて来て、根付いたのだったと思います。
どこの山から来たのでしょうね、、、。

 これからしばらく目を楽しませてくれると思います

2009.8.3

No.36 クサギ (クマツヅラ科)
     (臭木)
 

 クサギは葉や茎を折ると、いやな臭いがするとの事で
かわいそうな名前になりました。

 だいぶ前に村松の奥の川原で実を採ってきたのが
今では5メートルくらいまで大きくなりました。
私は臭いもぜんぜん気になりません。
花もきれいですが、なんといっても秋に実る
瑠璃色の実が最高です!
その時は、また写真でお見せしたいと思います。

2009.7.25

No.35 リョウブ (リョウブ科)
 

 初夏の深い緑の雑木林を明るくする花が咲きました。
リョウブ科の樹は日本ではこの一種だけだそうです。
小さな花が円錐状に集まって咲きます。

 秋になると茶色い小さな実がたくさん付いて
シジュウカラなどの小鳥がついばんで行きます。

 割と明るい斜面に生えていますが、庭に植えると
一番先に水が切れるようですので、注意が必要です
。 

2009.7.15

No.34 ハンゲショウ (ドクダミ科)
    (半夏生/半化粧)

 
 庭に、今年もハンゲショウの白い葉と花が開きました。
いつ見ても鮮やかな対比にハッとさせられます。

 時節を表す半夏生の時期(7月2日頃 )に咲くので
付けられたとも、半分だけ白く化粧したように見えるので
名付けられたとの説も、、、。

 少し湿った半日陰に生育します。
近年、自生している場所が減っていると言われていますが
条件が合えば、繁殖力も強くて丈夫です。

 透明なガラスの器に生けると、とても涼しげです。 

2009.7.5 

No.33 ナツツバキ (ツバキ科)
     ( 夏 椿 )

 
 初夏の花は?と聞かれて、真っ先に思い浮ぶのが
このナツツバキです。
透きとおるような薄い純白の花が咲き出すと
もう夏が来たんだなーと思います。

 沙羅(シャラ)の木とも呼ばれますが、平家物語の冒頭に
出てくる、「沙羅双樹の花の色、、、」の沙羅はインドに
自生するフタバガキ科の別種だそうです。

 花は咲いてすぐに落ちてしまいますが
次々と咲いてくれるので、しばらくは楽しめそうです。 

2009.7.1 

 No.32 ヒメシャラ (ツバキ科)

  ナツツバキ(シャラノキ)より葉も花も小さいので
ヒメ(姫)の名前が付きました。

 直径約2センチくらいの小さなかわいい花が枝に
たくさん咲きました。
ナツツバキよりも木肌も赤みをおびていて細めですが
根付くと元気に育ちます。
昔は新潟では育ちにくいと言われましたが
これも暖冬のせいでしょうか。

2009.6.27

 No.31 シナノキ (シナノキ科)

  シナノキは、その樹皮から作られる、シナ袋や
シナ布を知っている方も多いと思います。
シナ布は丈夫で、色合いも渋くて私も愛用しています。

 シナノキはシューベルトの歌曲の中にも出てくる
ヨーロッパ産の菩提樹(ボダイジュ)の仲間です。
小さな花が球形に集まって咲き、花の柄には
1枚の葉のような苞(ほう) が付きます。
ハーブティーのなかにボダイジュが入っているものが
ありますが、この苞も一緒に入っています。
シナノキもハーブティーにできるのではないでしょうか。

 ちなみに長野県の古い呼び名の「信濃」はシナノキが
たくさん取れるから付けられたとの説も、、、。 

2009.6.25

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