季 節 だ よ り

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 No.1〜10  No.11〜20  No.21〜30  No.31〜40  No.41〜50  No.51〜60  No.61〜70  No.71〜80  No.81〜

No.80 ヘクソカズラ (アカネ科)    
     (屁糞葛) 

 小さな白い花の中心は、鮮やかな朱色!
他の草木にからまって伸びる蔓性植物です。
葉や茎を揉むと青臭い臭いがするので
こんな可哀そうな名前が付けられました。
名前に反して、とてもかわいい花です・・・。

 その上、ヘクソカズラの蔓はとても重宝。
細い蔓は、ティーポットの取っ手やスプーンなどに
巻きつけると、とても丈夫できれい!
ただし、臭いが消える秋以降がおすすめです・・・。
   

2011. 8.27

No.79 インドハマユウ (ヒガンバナ科)    
     (印度浜木綿) 

 毎日暑い日が続いていますね。
そんな猛暑のなか涼しそうな顔で咲いているのは
インドハマユウ・・・。
海岸に自生するハマユウの仲間でインド生まれ・・。
どうりで暑さには強いわけです!

 どこからもらって来たのか忘れてしまいましたが
毎年、元気に咲いてくれます。


 
  

2011. 8.11

No.78 ヤマモモ (ヤマモモ科)    
      (山桃) 

 二十数年前、友人を訪ねて福井県まで
車で行ったことがありました。
裏山に大きなヤマモモの樹があったのを
おぼえています。
見たこともない赤く輝く実をその時
初めて食べたのですが、それもそのはず
ヤマモモは福井県以西にしか自生しておらず
新潟県では育たないといわれていました。
また、その実もやわらかい為、市場に流通して
いなかったのです・・・・。

 先日、実のなっているヤマモモを
新潟で初めて見つけました!
たった一個だけでしたが、写真に撮ってから
ありがたく頂きました・・・・。
(甘酸っぱくて美味でした)

 新潟で育つなんて、やはり温暖化の
影響なのでしょうかねー・・・。
  

2011. 7.23

No.77 ヒョウタンボク (スイカズラ科)    
      (瓢箪木) 

 丸い赤い実が、ふたつくっついて
瓢箪のように見えるのでこの名前が・・・。

 日本海側の山地に自生していますが
新潟市の海岸の防風林の中にもたくさん
見ることができます。
花や実がきれいなので、庭木として植えられる
ことも多いです。
見た目は美味しそうですが実には毒が
あるとのことです。
ただ、中毒例はあまりないようなので
それほど心配する必要はないのかも知れません。
試しに口に含んでみたのですが、苦くて
とても食べられませんでした・・・。
 

2011. 7.7

No.76 オカトラノオ (サクラソウ科)    
      (丘虎の尾) 

 山の日当たりの良い斜面で、変った形の
白い花が咲き始めていました。
虎のしっぽと言うより、猫のしっぽの方が
合っている感じですね・・・。

 楽風景の庭にもありますが、群生するので
植えるときは場所を考えてからにしてください。
同じように、広範囲に広がる草花としては
ハンゲショウ、ナルコユリ、ユキノシタ、
シャガ等々、たくさんあります。

 梅雨の蒸し暑い日に、風で揺れるしっぽを
見ると少しは気分がなごみます・・・。

2011. 7.7

No.75 ホタルブクロ (キキョウ科)    
      (蛍袋) 

 ようやく梅雨らしい天気になりました。
山里では、きっと蛍が飛んでいることでしょう。

 家の近くに蛍は来なくなりましたが
ホタルブクロのきれいな花は咲きだしました。
写真の赤紫は東日本、白花は西日本に多く
自生しているそうです。

 このホタルブクロの花の中に、蛍を入れたら
どんな光がともるのでしょうか・・・。
一度ためして見たいものです・・・。

2011. 6.25

No.74 キキョウソウ (キキョウ科)
      (桔梗草)
 

 楽風景の日当たりの良い草むらに
青紫色の小さな花が咲いていました。

 図鑑で調べてみると北米原産の帰化植物とのこと。
日本には明治の中頃に入ってきたそうです。
細長い茎に、1cmほどの、とてもかわいい花が
次々と咲いています。
今まで見過ごしていたのが残念です。
一年草なので、これからも咲いてくれると
良いのですが・・・。

 またひとつ地面を覗く楽しみが増えました。

2011. 6.20

No.73 エゴノキ (エゴノキ科)    

 前号のハクウンボクから少し遅れて
エゴノキのかわいい花が咲き出しました・・・。

 実がえぐいことからこの名前が付いたそうです。
果皮にはサポニンと呼ばれる有毒物質があり
種が成熟するまで鳥などから守ってくれています。
でも秋になると果肉が無くなり、鳥も食べられる
ようになります。

 果肉を甘く熟成させ、秋に種とともに食べてもらい
繁殖する樹、毒で秋まで守る樹・・・。
子孫を残す為に、なかなか考えてますね・・・。

2011. 5.29

No.72 ハクウンボク (エゴノキ科)
      (白雲木)
 

 初夏の樹の花は、白いものが多い気がします。
ハクウンボクも今が花盛り・・・。
房になって咲き、枝一面が白く彩られます。
同じ仲間のエゴノキより葉が何倍も大きく
花も一回りほど大振りです。

 この花を初めて見たのは飯豊山へ続く林道・・・。
頭上の花のトンネルに見とれたのを思い出しました




2011. 5.27

No.71 タニウツギ (スイカズラ科)
      (谷空木)
 

 明るい朱色の花が山の斜面に咲いていました。
谷間の陽の当たる場所に群生しています。
田植え花とも呼ばれるように、ちょうどこの季節に
きれいな花を付け始めていました・・・。
 昔の人はカレンダーではなく、山の雪の解け具合や
草木の様子を見て、農作業をしていたのですね。
まさしく理にかなっっていると思います・・・。
 
 山登りをしていた遠い昔、登り始めの山道で
この花にずいぶん元気付けられました。


2011. 5.14

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